日本の携帯電話運営会社NTTドコモは、月曜日にベトナムのアウトドア広告市場に進出すると発表しました。現地のジョイントベンチャーを通じて、東南アジア全体での拡大を視野に入れています。このジョイントベンチャーは「Vie BOARD」と呼ばれ、8月に設立される予定です。ベトナムのマルチメディア会社DatVietVACが51%の株式を所有し、ドコモが残りの株式を保有します。デジタルアウトドア広告は、都市中心部のスクリーンや商業施設、駅、空港のデジタルサインを利用した広告を指します。ベトナムの市場は日本よりも小さいものの、将来的には成長が見込まれ、南部の最大都市ホーチミン市から始まるとされています。ドコモは自社の技術を用いてGPSデータを分析し、広告の視認性を測定し、Vie BOARDからデータ使用料を受け取る予定です。また、DatVietVACの広告主やメディアオーナーとのつながりを活用して販売チャネルを確立する予定です。これが同社の初の海外デジタルアウトドア広告進出となります。データ分析技術を活用して、他の東南アジア諸国への拡張を検討していく考えです。ドコモは、日本国内での経験を活かし、2019年に広告大手の電通と共同出資でデジタルサイネージ会社「Live Board」を設立しています。※このコンテンツは海外動向を日本向けに紹介するためにNIKKEI Asiaが2024年7月30日に公開した記事を引用し転載しています。